血糖値を下げる方法を分かり易く解説します。
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GLUT4のはたらき

血糖値を下げる方法

現時点において、糖尿病を完全に治療することは出来ません。
薬で血糖値を抑えることは出来ますが、生活習慣を根本的に見直すしか方法は無いのです。
また発症のメカニズムもはっきりと分かっておらず、医学が進んだ現在でも謎の多い病気となっています。
しかし糖輸送担体(GLUT4)の働きによって、これまで謎とされてきた部分が分かるかもしれません。
では、このGLUT4には一体どのような働きがあるのでしょうか?

GLUT4は別名、「グルコーストランスポーター」と呼ばれています。
トランスポーターは、運ぶ人・運送する人という意味があります。
またグルコースはブドウ糖のことを指しているので、そのまま直訳すると「ブドウ糖を運ぶ人」になります。
血液に流れているインスリンは、インスリン受容体と結合します。
この時に細胞に信号を送りこんで、細胞の中に潜んでいたGLUT4を細胞外に呼び寄せ、ブドウ糖が細胞に

取り込まれます。
そして取り込まれたブドウ糖は、体を動かす為のエネルギーになっています。
しかしながら、内臓脂肪レベルや中性脂肪レベルが高い場合、インスリンがGLUT4にシグナルを送ることができず、

GLUT4の細胞外惹起が引き起こしにくくなっています。これが俗にいうインスリン抵抗性と呼ばれる状態です。

GLUT4によって血中ブドウ糖が細胞内に取り込まれない訳ですから、血中ブドウ糖は高いレベルを維持してしまいます。

インスリンによる信号が細胞内まで届かなければGLUT4はいつまで経っても呼ばれることなく、血液の中に

ブドウ糖が溜まったままになってしまうのです。

ブドウ糖が体に取り込まれない訳ですから、そのまま腎臓へ再度集積し、腎臓に過度な負担を与えていきます

(糖尿病性腎症の成因へ)。

ではGLUT4を呼び寄せる為には、どうすれば良いのでしょうか。
最も効果的な方法とされるのが、運動です。
運動をするとインスリンが不足していたとしても、体内酵素AMPKの影響によってGLUT4は動きだし、

ブドウ糖を取り込んでくれます。
運動をすると血糖値が下がると耳にタコが出来るほど、聞かされたことでしょう。
これには、運動とGLUT4によるメカニズムが背景にあったわけです。